「芯のある女性になりたい」。その想いから目指した職業が警察官です。
掲載号:2017年4月Vol.17[岐阜版]

- 岐阜県岐阜羽島警察署/警察官(交番勤務)
- 朝日大学法学部卒業2012年卒業
- 林泉希さん
- 勤務先ホームページ:http://www.pref.gifu.lg.jp/police
- 学生時代について
- Q. どのような高校生活を送っていましたか?高校時代は、中学から続けていたバスケットボールに夢中でした。私も他の部員も大学へ進学したかったので、勉強時間もおろそかにはできず、限られた時間の中でいかに効率的に成果を出せる練習ができるか、試行錯誤しましたよ。この頃から、将来は警察官になると決めていました。自分のなりたい人物像に一番近い職業だったからです。警察官になるためにはどの学部からでも道はありますが、法律を学んでおくと役に立つだろうと考え、進学先は法学部に絞って探しました。Q. 大学を選んだ背景は?朝日大学を選んだ理由は二つ、『センター試験を利用した入試・奨学金制度が希望条件に当てはまっていたこと』と、『パンフレットのOB欄に、憧れの白バイ隊員が掲載されていたこと』です。Q. 大学生活で学んだことは?大学では2年生から入るゼミでの思い出が印象的です。先生からご指導いただいた礼儀作法や勉強方法は、的確で自分のためになるものばかりでしたし、学外の方と係わる機会を設けていただけたことで視野も広がりました。また警察官を目指すメンバーが多かったので、先輩からご指導をいただいたり、同学年で励ましあったりできたこともありがたかったです。
- 仕事について
- 警察官として採用されると、まず、警察学校へ入校します。私は大卒者区分なので6ヶ月間でした。その間、体力づくりや精神面の鍛錬をするとともに、法律や各種書類の作成方法などを学びました。
Q. 警察学校を卒業した後は?3ヶ月間ほど先輩について職場実習をします。一人では動けませんが、交番勤務や刑事部門の捜査など実際の仕事を経験します。その後は再度2ヶ月間ほど警察学校へ入り、新たに学びを増やし意識を高めます。修了後は4ヶ月間ほどの実践実習を経て、ようやく警察官として第一歩を踏み出すことができます。Q. 仕事内容を教えてください現在は交番勤務です。一軒一軒のお宅を周りお困りごとや緊急時の連絡先などを尋ねる巡回連絡や、交通取り締まり、その他、事件発生時に現場へ行き対応するなど、事案ごとにさまざまな事を行います。
- やりがい
- 「ありがとう」「いてくれてよかった」と言っていただけた時に大きなやりがいを感じます。例えば先日、口論の現場で当事者同士が興奮している状態だった時に、落ち着いてもらおうと丁寧に話を聞くことに努めたところ、「あなたに話を聞いてもらえてよかった」と言っていただけました。嬉しかったですね。
- 高校生へのメッセージ
- 警察官を目指すみなさんへ私は団体競技をしていたおかげで、協調性や体力・精神面が鍛えらえており役立ちました。高校生への応援メッセージまだ将来像が決まっていないという方には、なりたい人物像を思い描くことからはじめてもらえたらと思います。そこから自然と就きたい職業も定まってくるのではないでしょうか。

