経験した人だけがわかる、テレビカメラマンのおもしろさ!
掲載号:2017年12Vol.20[名古屋版]

- 株式会社CTV MID ENJIN/テレビカメラマン
- 名古屋外国語大学国際経営学部 2006年卒業
- 山下勇樹さん
- 勤務先ホームページ:http://www.midenjin.co.jp/
- 学生時代について
- 高校時代はバスケ部に所属し、練習に明け暮れていました。進路について考えはじめたのは3年生になってからで、『特別にやりたいことが思いつかないなら、大学へ進学して見つけたらいい』という先生からのアドバイスもあり、興味のあった英語を学べる名古屋外国語大学へ進みました。
Q. 大学時代について教えてください20名ほどで一つのクラスをつくり、そのまま4年間持ち上がるシステムだったので、クラス単位で遊びに行くことも多く、楽しい思い出がたくさんあります。当時の友人とは今でも交流がありますよ。今の仕事につながるきっかけは、3年生で参加したインターンシップです。CTV MID ENJINの前身の会社(※)で一週間働かせていただく中で、テレビカメラマンという職業に強く興味を持つようになりました。当時は、テレビで見ていた映像の撮影現場に立ち会えること、また、撮った映像をテレビで実際に見れることが、とても新鮮でしたね。インターンが終わった後も学生アルバイトとして雇っていただき、そのまま新卒採用試験を受けて入社しました。 ※平成23年に2社が合併して「株式会社CTV MID ENJIN」が誕生しました。
- 仕事について
- テレビカメラマンには、撮った映像に対する責任があります。入社前から学生アルバイトとして働いていたとはいえ、アシスタントからプロのテレビカメラマンとなった時には、かなり緊張しましたよ。
Q. 仕事内容を簡単に教えてください私たちの仕事は、番組の基本の映像をつくることです。例えばバラエティなどの制作番組をつくる場合、まずはじめにディレクターが番組の企画やあらすじを考えます。私たちは打ち合わせ段階でその意図を汲み、齟齬がないか、実際に映像が撮れるかなどの検証や提案を行います。そのあと、タレントさんと一緒に仕事をしながら番組の映像を撮るわけです。原則的には打ち合わせ通りの撮影をしますが、途中で不足しているシーンを思いついたら、追加します。撮影した映像は、ディレクターなどの制作チームが編集し、番組が出来上がります。
- 心がけていること、やりがいについて
- Q. 心がけていることは?無理はしない、ということです。特に報道の現場では、法律や条例に触れることはしない、と自分に言い聞かせています。Q.やりがいは?タレントさんと一緒に仕事をして、才能を間近で感じることができることが楽しいですね。一方で、きれいな景色やおいしそうなお料理などを、魅力的に撮れるよう試行錯誤することも大きな楽しみです
- 高校生へのメッセージ
- テレビカメラマンになるために必要な資格や経験はありません。技術職だからといって理系に限られた職業ではなく、現在のメンバーも半分は文系出身です。カメラの扱いも、気持ちがあれば習得できますよ。学生であるみなさんは、まずはさまざまな経験をして視野を広げてください。常識的な考え方と枠から外れた考え方、両方できることは大きな強みですし、その土俵をつくるのは学生時代だと思いますよ。

