静岡市のいいところを発信する仕事
掲載号:2018年春Vol.13[静岡版]

- 静岡市役所 / 市役所職員(広報課)
- 常葉大学 外国語学部 卒業
- 杉村 奈美さん
- 勤務先ホームページ:http://www.city.shizuoka.jp/
- 部活からあきらめずに続けることの大切さを学んだ
- Q. 高校生時代のことを教えてください。高校時代はバスケ部に入っていて、部活ばかりしていました。キャプテンも任されたのですが、練習も厳しくて何回も辞めたいと思いましたし、挫けそうになることも多々ありました。でも続けるうちに試合でも勝てるようになってきて、あきらめずに続けることの大切さを部活から学んだと思います。今を楽しむというタイプだったので、将来のことは考えていませんでした(笑)Q. 大学生時代のことを教えてください。高校卒業後、常葉大学外国語学部に進学しました。講義は、英文法や英文学、コミュニケーションなどが中心。在学中、カナダへの留学も経験しました。参考書を通してではなく、実際に海外で生活をして学ぶことも多かったです。いままでは前に出ることが苦手でしたが、海外の人と触れ合うなかで度胸がついた気がします。いい意味で『なんとかなる』と思えるようになり、何でも挑戦するようになりました。語学力よりも意識面が成長したと思います。
- また戻ってきたくなるような静岡の魅力をもっと発信していきたい
- Q. 現職を選んだきっかけは?大学卒業後、静岡市役所に入庁しました。市役所の仕事は、分野が違えば内容もまったく違うので、いろんな仕事を体験できるところに魅力を感じました。最初に配属されたのは、青果や水産物などを扱う中央卸売市場。そこで、予算管理や会計業務、採用関係、施設管理などを経験しました。3年間、市場に勤務し、いまは広報課で働いています。Q. 現在の仕事内容を教えてください。静岡市のいいところを発信する仕事。シティプロモーションをおこなっています。首都圏のメディア向けに静岡市の情報をリリースして取材をしてもらったり、静岡を舞台にしたテレビ番組や映画の撮影支援などもしています。テレビ局や映画制作会社、報道機関などの窓口になって最初に接するのは私たち。自分の行動ひとつがいろんな人に影響を与えるので、責任感をもって仕事に取り組んでいます。Q. 地元静岡に対する特別な思いは?高校のころは、『東京の大学に行って都会で遊びたい』って思っていました(笑)。でも静岡って気候もいいですし、食べ物もおいしいですし、暮らしやすい。東京にもすぐ行けるし、市街地も発展しています。外に出ても、また戻ってきたくなるような街だと思います。そんな静岡の魅力をもっと発信していきたいです。
- 見えるかたちとして出てきたときがうれしい
- Q. 仕事のやりがいを教えてください。自分が撮影協力した場面が、テレビや映画に目に見えるかたちとして出てきたときはうれしいですね。その瞬間にやりがいを感じます。
- 積極的に外に出ていろんな人と出会って
- Q. なるためには市役所の職員採用試験に合格する必要があります。受験する区分で試験内容が変わりますので、詳細は採用試験情報を調べてみてください。市役所の仕事は、外部の人や役所内の人など、多くの人と関わりながら進めていきます。そのため、いろんなタイプの人とコミュニケーションをとることが求められます。高校時代は学校内の人間関係だけでなく、積極的に外に出ていろんな人と出会ってほしいです。