昇任して主任となり、青梅の発展のため仕事に励む日々
掲載号:2016年秋Vol.7[東京版]

- 青梅市役所 総務部資産税課土地係 / 市役所職員
- 帝京大学 文学部史学科 卒業
- 奈良野 翠さん
- 勤務先ホームページ:https://www.city.ome.tokyo.jp/
- 誰もが悩む、大学選び。奈良野さんの決め手とは?
- 中学時代から歴史がとても好きだったので、史学科のある大学を受けよう! と考えました。なかでも帝京大学の史学科は、教授陣が多彩で、幅広い勉強ができると定評があったので、それが決め手でしたね。
- 教員志望から公務員志望へ
- 実は大学入学当時、将来は教員になりたいと思っていたんです。だから教職の授業をとりました。でも、もともと両親が行政職の公務員だったこともあり、3年次には、公務員として市役所で働きたいと考えるようになりました。それで、大学のキャリアサポートが開催している、公務員の採用試験対策講座を受講し、本格的に勉強を始めました。教職の勉強も両立していたので、母校での教育実習を経て、中学・高校の社会科教員の免許を取得しました。
青梅市役所で働きたいと考えた理由青梅市はわたしの地元であり、街も人も大好きな、愛着のある地域です。子供のころから地域のお祭りに欠かさず参加して、お囃子を披露するなど、地域に育まれて成長しました。だからこそ、青梅市のために役立つ仕事がしたい。そんな気持ちが、青梅市役所職員の志望につながったと思います。
- 採用試験に合格し、市民課に配属
- 無事に採用試験に合格し、青梅市役所に入庁。最初は市民課に配属されました。主な仕事は、住民基本台帳の管理や手続き、戸籍謄本や印鑑証明といった各証明書の発行などで、市民と触れあう機会の多い部署です。若い人からお年寄りまで、毎日さまざまな方に接したことで、一人ひとりの話をきちんと聞くこと、伝えたいことをわかりやすく説明をすることなど、市役所職員に必要とされる、人との接し方をじっくり学ぶことができました。
現在は資産税課土地係として奔走中4年間働いた市民課から異動し、現在は資産税課の土地係として仕事をしています。市内にあるさまざまな土地について調査と評価を行い、固定資産税・ 都市計画税の課税に関する事務を主に行っています。土地の調査は、担当エリアに実際にでかけて、自分の目で確かめます。
- 「ありがとう」の言葉が、何よりもうれしい
- 課税の事務だけでなく、土地について市民の方々や不動産業者さんからの相談にお答えすることも、大切な業務です。こちらが一生懸命対応したことで『ありがとう』『助かりました』などの声をいただくと、本当にうれしいですね。
青梅をもっと盛り上げていきたい!昨年秋の昇任試験に合格し、今年4月から主任として仕事をしています。これからももっと市民の方々に、希望や夢をもっていただけるような仕事をしていきたいです。
- 自分の住む地域に目を向けて、さまざまな人と積極的に関わってほしい
- Q. 市役所職員になるためには?自治体の採用試験に合格する必要があります。資格は特に必要ありませんが、高校生のみなさんには、ぜひ自分の住む地域に目を向けて、さまざまな人と積極的に関わってほしいと思います。