常に疑問をもつこと。その好奇心が新しい技術へとつながる
掲載号:2018年春Vol.10[東京版]

- 株式会社メイテック / ハードウェアエンジニア
- 東京都市大学 工学部 卒業
- 清水 翔介さん
- 勤務先ホームページ:http://www.meitec.co.jp/
- いろいろな分野に挑戦したい
- Q. 大学で学んだことを教えてください。東京都市大学工学部では、熱流体力学や電気物理など工学の基礎を学びました。研究のテーマは、血液の流れの抵抗を計測するという工学部では珍しい分野。そういった誰も踏み入れていない分野にトライすることが好きでした。さまざまな分野を学ぶなかで、『この仕事がしたい』という明確な目標が見つかったというよりは、自分は『いろいろなことに挑戦したい』タイプの人間ということがわかりました。各技術分野にエンジニア派遣をおこなうメイテックに正社員として就職したのも、幅広い分野に挑戦できることに魅力を感じたからです。
- 自動車パーツの設計に携わる
- Q. 現在の仕事内容を教えてください。現在は、自動車部品メーカーに派遣されていて、自動車パーツの設計・開発に携わっています。納品する自動車メーカーの要望は、低燃費化に向けた設計が多いです。目標達成のため、改善の設計を繰り返します。その後、指定の環境を模擬した状況下で試験をおこない、能力値の目標をクリアできれば製品化していきます。
- 大学で身につけた人に伝えるスキル
- Q.仕事にいきている大学での学びは?大学では、研究結果をレポートにまとめ、それを発表する講義が多かったです。どのように説明すれば人に伝わりやすいかをいつも考えていました。そこで身につけた、人に分かりやすく物事を説明するスキルは、いまもいかせていると思います。
- 後悔しない毎日を
- Q.高校時代について教えてください。高校時代は、サッカー部に入っていました。でも途中でケガをしてしまい、それ以来、部活に身が入らなくなってしまったんです。そのころを思い返すと、『あの時もっと頑張っていれば…』という後悔があります。社会人となった今は、そういった後悔がないよう日々の仕事に全力で取り組んでいます。
- 些細なことにも疑問をもつ
- Q.高校生へメッセージをお願いします。些細なことにも疑問をもつことが大切。『走ってる車を見て、何で走っているんだろう?』とか、そういった何気ないことにも疑問をもつ。そして、その答えを調べるという習慣がとても重要だと思います。高校時代は、みなさんがやりたいと思ったことを後悔しないようにやってほしいです。『やりたいことをやるために、それ以外のやらなければいけないこともしっかりやる』。それを心がけて高校生活を送ってください!

電卓 手帳とペン
設計をする際に使う電卓。スケジュール管理のための手帳は常に携帯している。

設計・開発はパソコンでの作業が中心。