これまでの固定概念を壊したい歴史と現在が融合する“自由な書道”

掲載号:2020年秋冬Vol.15[東京版]
  • 書道家
  • 大東文化大学 文学部 書道学科 卒業
  • 万美さん
  • 勤務先ホームページhttp://www.66mami66.com/
  • 書道教室の先生に薦められて
  • 小学校の書写の授業で初めて筆を持ちました。それが楽しくて、すぐに町の書道教室へ。周りの友達と切磋琢磨するうちに、将来は何かを表現する職業に就きたいと思うようになったのですが、一番しっくりくるのが書道だったんです。大東文化大学書道学科へ進学したのは、当時の書道教室の先生に薦められたから。両親の後押しも励みになりました。
  • 台湾での現地研修で伝統の書道文化に衝撃
  • 書道学科は専門色の強い学びではありますが、想像以上に多彩なカリキュラムがありました。書体を細かく習得し、時代背景を学んだうえで多くの歴史的作品に触れ、いろいろな角度から見識を深められたのが楽しかったです。3年次の書道文化演習では現地研修として台湾へ。その際、日本とは違う、身体全体を使ってダイナミックに書く伝統の書道文化に衝撃を受けました。日本の書道は筆先を巧みに操る技術が優れていると思っているのですが、その2つを組み合わせれば理想の書に近づくのではないかと考えるきっかけになりましたね。
  • 書を通してできる自分らしい自己表現
  • もともとヒップホップが大好き。ラッパーやDJのように、私も書を通して存分に自己表現したいと思い、現在のテーマ「Calligraf2ity」を確立しました(Calligraphy=書道、Graffiti=グラフィティ:ヒップホップカルチャーのひとつ)。書道が今ひとつムーブメントになり得ない原因として“堅苦しさ”があると思います。私はクラブで催すパフォーマンスや、ストリートカルチャーを織り交ぜた書の作品を通して、そういった固定概念を壊したいのです。本来、書道はとてもおもしろいものだから。
  • 基礎を身に着けてこそ表現の幅が広がる
  • 書道好きなのはもちろんですが、書学の基礎をきちんと身に着けるべきです。たとえば店舗の看板を依頼されたとして、書ける書体が限られているとそれだけで表現力が狭まってしまう。そういう意味では、大東文化大学での学びは貴重でした。私の究極の夢は、誰もが気楽に集いやすい書道用品店をオープンすること。ユニークな発想を大切にしつつ、これからも“自由な書道”に挑戦し続けたいです。

万美さんの作品

❶Galaxy S10のCMにて実際に使用、展示されたパネル。Koki,さんへの書道指導も行なった。  ❷現代の“茶の湯”の在り方を模索する“The TEA-ROOM”イベント、パフォーマンスの様子。  ❸2019年3月に開催された香港個展でのパフォーマンスの様子。場所はLan Kwai FongのCalifornia tower。「潮童」は「オシャレな子」という意味。  ❹2019年3月に思い出の地、香港の欄桂坊エリア一画にあるビルに書した作品。

万美さんの作品

❺西武渋谷店での2019ー2020年末年始個展にて制作したアーティストMES(http://mesmesmes.asia/)とのコラボ作品。書道をレーザー化。全く新しい書作品。  ❻アフリカのマラウイに3週間ボランティア滞在した時の書。

  • 薬剤師として奮闘中の毎日

    東京都健康長寿医療センター / 薬剤師
    東京薬科大学薬学部 卒業
    羽田 慶子さん

  • お客様の日常生活をサポートする仕事

    株式会社エンチョー / ホームセンター販売員
    富士常葉大学(常葉大学) 総合経営学部卒業
    堀口 卓真さん

  • 商品を知り、愛着をもつことで、仕事の楽しさを感じられる

    日本生活協同組合連合会 / 営業
    学習院大学 理学部 生命科学科 卒業
    岸谷 健人さん