日本国内、そして世界中に”カナダファン”を広めたい

掲載号:2020年秋冬Vol.15[東京版]
  • 世界の多様な文化の吸収、そして念願の留学も経験
  • 私は八丈島の出身です。英語を使って多文化共生や開発援助など国際社会にまつわる様々な知識を身につけたいと、一念発起して本土の高校に進学しました。学習院女子大学は、そんな私の理想にぴったりの学びの場。発展途上国での開発活動に携わられていた教授の講義に刺激を受けたものです。また、念願だった留学も経験できました。まったく新しい言葉にも挑戦したくて、それまで未知の国だったポーランドへ留学。柔軟な考えと視点を養い、これから世界とどう向き合っていくかを考える良い機会になりました。
  • 日加間の交流を深める仕事
  • 大学卒業後は留学エージェントに就職し、カナダのトロント支店に勤務。そこで、多文化主義政策を世界で最初に取り入れたカナダの魅力に触れ、現職にめぐり合いました。広報部は、カナダについて日本の皆さんの理解と認識を深めるための活動を行います。日々のニュースをはじめ日加交流促進に貢献するような記事取材の対応や、大きな仕事としては首脳会議におけるメディア取材のコーディネートなど。重要な外交に関わる現場に立ち会えるのは、この仕事の醍醐味のひとつだと思います。
  • 一般の方も利用できる施設がある大使館です!
  • 大使館=セキュリティが厳重で、一般の人は入館しづらいイメージがあるかもしれません。ですが、カナダ大使館は政府発行の写真付き身分証明書があれば入館いただけます。図書館や、ギャラリーなどは一般公開されています。また3月・11月には、カナダから来日した教育機関担当者の話しを実際に聞くことができる『カナダ留学フェア』を催します。こうしたイベントを通して"カナダファン"が増えたときは、やはりうれしい瞬間です。留学フェアやギャラリーの展示の情報は随時ホームページにアップされているのでぜひチェックしてみてください。
  • 異文化交流を十分に理解して
  • 大使館で働くには、もちろん語学力は必須ですが、何より異文化への理解を深めておくことが大切です。たとえばカナダの公用語は英語とフランス語の2言語、民族は200を超え、様々な文化が共存し、多様な人権や思想への配慮が感じられると思います。もし大使館勤務を希望するなら"その国"のファンになることが一番。思い切って留学し、現地で暮らしてみるといいかもしれませんね。

カナダの大学やカレッジ等の資料が閲覧できる「E.H.ノーマン図書館」。

展示会やイベントにおける報道関係者への対応も、広報部の大切な仕事のひとつ。

  • 絵を描いていられたら、それだけで心から幸せです

    Lulu Kouno/イラストレーター・絵描き
    東海学園大学人文学部卒業2009年卒業
    河野ルルさん

  • コラージュすることによって、新しい価値を生み出すことができる

    コラージュアーティスト/グラフィックデザイナー
    文化学園大学 造形学部 生活造形学科 (現 デザイン・造形学科) 卒業
    M!DOR!さん

  • これまでの固定概念を壊したい歴史と現在が融合する“自由な書道”

    書道家
    大東文化大学 文学部書道学科 卒業
    万美 さん