お客様の世界観を体現するための演出を考える舞台監督

掲載号:2020年秋冬Vol.15[東京版]
  • 大日本印刷株式会社 情報イノベーション事業部 プロモーション本部
  • 武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科 卒業
  • 川嶋 明日香さん
  • 勤務先ホームページhttps://www.dnp.co.jp
  • コミュニケーションをとりながら、ひとつの作品を作り上げる
  • 高校時代は演劇部の部長を務め、ほぼほぼ部活の思い出しかないですね。みんなとコミュニケーションをとりながら、ひとつの作品を作り上げる大変さを実感しました。毎回、作品ごとに表紙から中身まで自分で構成を練ってパンフレットを作るのですが、どんな内容にすれば手に取ったお客さんに劇の魅力を伝えられるかを考えて制作した経験は、いまの仕事につながる部分もあると思います。
  • 課題を通し、ものに対する観察力や向き合い方を養う
  • ムサビの授業で印象に残っているのは、「食」をテーマにした課題です。私は「餅」を選び、食感や形、成分や文化などの背景を調べたり、実際に食べたり餅つきをしたりして、餅に対する理解を深めてどうアウトプットすればいいのかを考えました。学生の中には、本を作る人もいれば絵を描く人がいたり、パッケージに落とし込む人もいました。この課題を通し、ものに対する観察力や向き合い方が養われたと思います。仕事でも、アウトプットが先に来るのではなく、本質を知ってからどうアウトプットするかを考えるようになりました。また、情報を自分からキャッチしに行く姿勢も身についたと思います。教えてくれるのを待つのではなく、先生からいろんな情報を引き出すのは自分自身。この姿勢がいまの活動の基盤になっています。
  • 自分の思い込みにとらわれず客観的に空間を見ることが大事
  • 百貨店の壁面ディスプレイや什器など、クライアントの世界観や価値観を体現するための演出やプロモーションツールの制作をしています。まさに舞台監督のような仕事だと私は思います。役者(商品)がどのようなライティングで立ち回り、どのような言葉を載せれば魅力的に映るのかを考えて企画を提案しています。制作をしていると、どうしても自分の思い込みが強くなってしまいがちです。商品と私の作った空間にお客様が対峙したとき、どういう感覚になるのかを客観的に考えるように心がけています。店頭に行ったとき、自分の思い描いた通りの空間になっているとうれしいですね。お客様からの「すごい。キレイ!」という言葉にもやりがいを感じます。
  • 自分からおもしろい角度を探して物事を見ること
  • 当社は印刷会社ですが、パッケージデザインや住宅建材、什器の制作など業務は多岐に渡ります。そこに刺激を受けていますし、自身の可能性を広げられることもうれしいです。ただ、その中で埋もれないためにも表現力が求められます。自分の考えをどの手段を使ってどう表現するか。それを意識して、感性を磨くことが大切です。高校生のあいだにしかない感受性や人間関係があると思うので、いっぱい遊んでいろんなことを吸収してください!

武蔵野美術大学を卒業した先輩が携わったプロダクト

❶女性用化粧品 商品ディスプレイ・大日本印刷株式会社/川嶋明日香(造形学部 視覚伝達デザイン学科 卒業) ❸大塚製薬様・ネイチャーメイド店頭什器の企画デザイン制作・大日本印刷株式会社/古坂 綾乃(造形学部 視覚伝達デザイン学科 卒業) ❹「DNP環境配慮パッケージング GREEN PACKAGING」のブランディング 大日本印刷株式会社/片平隆行(造形学部 工芸工業デザイン学科 テキスタイル専攻 卒業)

武蔵野美術大学を卒業した先輩が携わったプロダクト

❷自動車内装向けのテクスチャ意匠の企画デザイン開発・大日本印刷株式会社/太田 浩永(造形学部 芸術文化学科 卒業)

  • 日本人の目と培ってきた国際感覚で支援ネットワークのコアになる

    日本赤十字社 / 国際部 総合職
    聖心女子大学 歴史社会学科国際交流専攻 (現:国際交流学科)卒業
    赤松 直美さん

  • 電気設備の保守点検をおこない、安全・安定輸送や日々の運行を支える

    東急電鉄株式会社 / 電気技術員
    東京都市大学 理工学部 機械工学科 卒業
    西村 祐亮 さん

  • 内側からも外側からも、お客様の「なりたいキレイ」をサポートします

    株式会社TJ天気予報 7コ各務原店/美容師
    中部美容専門学校卒業 2014年卒業
    田内 一成さん