何事もため込まずに少しでも前に進むためのアクションを
掲載号:2021年秋冬Vol.17[東京版]

- 株式会社TYO Third所属 / 事業開発本部・プロデューサー
- 東京工芸大学 芸術学部 映像学科 卒業
- 山室 剛士さん
- 勤務先ホームページ:https://tyo.co.jp/
- 影響力のある人の存在
- 私は、中学の頃から週4本くらいの映画を観るほど好きでしたので、映像関係の道を探して東京工芸大学、芸術学部、映像学科を選びました。在学中に写真学科の授業を専攻し、プロのカメラマンの方の講義を受けましたが、その内容がとても面白く、人としてもユニークな方で多くの影響を受けました。大学3年生で進路を考えた際、自分にはサラリーマンは向いていないと思ったのですが、その方への憧れも大きく影響したかもしれません。
- 映像を観て会社を探してみる
- それまでは映像関係の仕事といっても漠然としているだけでしたが、本格的に就活を始めた時、単に制作会社のホームページを見たりするのではなく、映像を見て「この映像はどこの会社がつくったのだろう?」という探し方をしました。それが順当であったのか、希望の会社に入社することができました。
- 人々のココロを動かす仕事
- TYOは、広告映像を中心としたコンテンツの戦略立案・企画・制作を手がける映像プロデュースカンパニーです。テレビCM・オンライン動画等の年間制作本数は約800本を誇り、国内映像プロダクション業界でトップクラスの地位を確立しています。得意とするハイエンド映像からカジュアルコンテンツ、体験型コミュニケーションまで、伝えたいことを『伝わる』形にしています。私は2021年に新しくスタートした共創プロデュースチーム『Third』という部署にいます。映像制作のプロデューサーとして、企画→撮影準備→撮影→編集→納品など映像が出来上がる1~10までの全ての流れを進行して、CMやYouTube用のWeb動画なども制作しています。クライアントや社会の課題にアウトプットで応え、人々のココロを動かし、その結果社会に変更をもたらすことを目指して日々仕事をしています。
- 「甘え上手な人」が仕事上手な人
- 映像が出来上がるまでにいろいろな人を巻き込み、多いと一つの案件に100人以上の方に携わることもあります。特殊ではあると思いますが、人と関わって作っていく面白さがあります。私の考え方ですが、「甘え上手な人」はこの仕事に向いているんじゃないでしょうか。自分一人でやり遂げられることではなく、各分野のプロフェッショナルにお願いすることにもなりますので、そこで「任せる」という責任は生じるものの、人に頼ることが出来るのは良い作品を作り上げていく上で大事な要素なのかな、と思います。
- 失敗しても常に前向きに!
- 何事も前向きにやることが私のモットーです。失敗してもネガティブではなく前向きに捉えています。この仕事でいうと、「納期」というデッドラインが決まっているのですが、それまでの間立ち止まっていたら時間がもったいないので、もし間違っていたとしても、何か行動を起こしてみて、すぐに切り替えていくということが大事なことだと思っています。