他にはない、唯一無二の街づくりを目指して

掲載号:2021年秋冬Vol.17[東京版]
  • 武蔵野市役所 都市整備部 交通企画課 道路交通企画係 / 市役所職員(交通企画課)
  • 東京都市大学 工学部 都市工学科 卒業 (2020年より工学部は理工学部へ改編)
  • 湯浅 啓太さん
  • 勤務先ホームページhttp://www.city.musashino.lg.jp/
  • 幅広い都市工学の学びに出会った大学時代
  • 進路は理系と決めており、化学や土木工学が選択肢としてありました。数ある大学の中で東京都市大学を選んだのは、真面目な学生が多い印象だったのと就職率の高さから。実際、落ち着いた学習環境で勉強に打ち込むことができたと思います。 都市工学の学びは建築・社会基盤施設から都市デザインまで想像以上に幅広く、そこで街づくりに興味を持ちました。ゼネコンなど民間企業のインターンシップにも参加しましたが、1つのことを専門的に深堀りする働き方はどうもピンとこない。それより地球温暖化対策や道路の維持管理、交通環境の整備など、多面的に街づくりに携わりたいと思い、市役所職員を目指そうと考えました。
  • 細かいデスクワークから広報活動まで担当
  • 現職では、道路の補助金の申請手続きや拡幅に向けた調整、無電柱化施策の立案等に携わっています。また、市民の方々に施策を理解していただくための広報活動として市報を作成したり、ラジオ出演やSNSを通して情報発信するのも大切な役割です。
  • 三位一体の市政運営で武蔵野市らしい街づくり
  • 道路は皆さんの地域生活に密着したもっとも身近な存在ではないでしょうか。都市基盤の再構築や都市防災機能の強化など、社会課題に対して直接携われていることに責任を感じつつ、そこが大きなやりがいでもあります。 武蔵野市役所では行政の施策活動において市民・議員・市役所職員が三位一体となり行う市政運営を重要視しています。私たち職員だけで行政計画を策定するのではなく、作成した計画案についてワークショップ等を催して市民の方々から意見を募り、良い意見は取り上げる。それが、武蔵野市らしい街づくりに活かされているのではないかと考えています。
  • 常に柔軟で論理的な思考力が必要
  • 市役所職員は、たとえば自然災害の深刻化、少子高齢社会の到来、今なら新型コロナウイルス感染拡大といった公共課題に対応して、地域の魅力と活力を伸ばすために組織で取り組むことが求められます。私は会議にのぞむとき、国や他の自治体の動向を調べ、常に武蔵野市ならどうするべきかという視点を持つようにしています。その視点が、他の街にはない武蔵野市の多様な魅力を引き出すカギになると思うからです。柔軟な思考と論理的な観点は必要だと思います。
  • 相手目線で伝えるコミュニケーション力を養って!
  • 公務員に限らず、社会では相手目線で考えるコミュニケーションが大切になります。大学生活の中でそれが培われれば、きっと社会で役に立つはずです。大学の授業、書籍、アルバイトはもちろん自己啓発系の動画サービスなど、スキルを学ぶ方法はたくさんあります。学生時代は自由な時間が確保しやすいと思います。様々なことに興味関心を持ち、経験して、自分の強みを伸ばしてください。

  • 商品を知り、愛着をもつことで、仕事の楽しさを感じられる

    日本生活協同組合連合会 / 営業
    学習院大学 理学部 生命科学科 卒業
    岸谷 健人さん

  • インフォグラフィックという表現方法を学び、それを活かす仕事へ

    株式会社朝日新聞社 / グラフィックデザイナー
    武蔵野美術大学 造形学部 デザイン情報学科 卒業
    北谷 凜さん

  • 巡り合わせに感謝し、四六時中突き詰めて考えるモノづくりに熱中

    TOTO株式会社 / デザイナー
    東京造形大学 造形学部デザイン学科 卒業
    大塚 航生さん