処方箋の数だけ人と向き合い、処方箋の数だけゴールの形がある

掲載号:2021年秋冬Vol.17[東京版]
  • スギ薬局 八王子店 / 管理薬剤師
  • 東京薬科大学 薬学部 医療衛生薬学科 卒業
  • 渡辺 星香さん
  • 勤務先ホームページhttps://www.sugi-hd.co.jp/
東京薬科大学
  • 気軽に話が出来る薬剤師さんとの出会い
  • 家族に医療関係の仕事をしている人がいる訳でもなく、私にとって医療を目指すきっかけとなったのは、小さい頃に出会った薬局の薬剤師さんでした。花粉症などで薬局に行った際、先生に聞くまでもないな、と思うことでも薬局の薬剤師さんはとても話しやすく、何でも聞けるとても近い存在だったことを覚えています。
  • 頭だけではなく、体を使って学ぶ
  • 高校時代は塾などには通わずに、先生や友達に分からないことをとにかく沢山聞いて勉強していました。化学の授業は純粋に好きでしたので、朝化学という希望者にだけある補習授業は全て出席していました。東京薬科大学は、病院や薬局との距離感も近く、実習環境が常に整っていました。4年次には実務実習に行く前の実技試験などもあり、普段の授業も午後は実験がほとんどで、ずっと座って授業するのが苦手な私にとって実技はありがたい環境でした。
  • 出来ることなら病院に行かなくて良い人を増やしたい
  • 就職先を「病院」ではなく、「薬局」に絞った理由は、健康な人を増やしたいからという思いからです。私が考える薬局は、処方箋を持たなくても気軽に相談に立ち寄ることが出来る場所です。また、例えば皮膚科の処方箋を持っている方にも、ただ薬を処方するだけでなく、低刺激のシャンプーなど新たな提案をすることが出来ます。患者さんに向けて出来ることの幅が広い方が良いなと思っていました。そして何よりも、就活中に「関東にスギ薬局を広げたい、多くの人に知ってもらいたい」と志を高く持っている先輩方に出会えたことも現職に就いた大きなきっかけでした。
  • 「人」を知ろうとする努力が大切
  • 現在私は調剤薬局で、患者さんの対応をしている他、昨年から管理薬剤師の仕事も任されています。医療事務員の育成や、売上管理や在庫管理、お店の運用をしていますので、ただ処方するだけの仕事ではなく、いろいろなフィールドでの仕事があります。そして患者さんとの出会いで新しい発見が常にあります。例えば〇〇という薬には副作用として、眠くなる成分があるとします。私にとって副作用はないに越したことがないと思っていましたが、ある患者さんは「眠くなってきたらちゃんと効いている証拠なのね。」と捉えた方がいました。良い、悪いと思えることは人によって違います。人に対して自分を押し付けすぎない、一人一人に合ったゴールがあるのだと常に気づきを貰っています。
  • 諦めずにやりたいことに挑戦してみて
  • 「出来ません」「やれません」は簡単に言えますが、出来ないと思ったら、そこで終わってしまうので、まずは挑戦してみると良いと思います。私自身積極的な方ではないけれど、やってみない?と声をかけてもらったことは無駄にしたくないと思っています。気になることは全て調べる、やってみようと思ったことは全部やってみて下さい。全力で取り組むことがいずれ力になるはずです。

  • お客様の視点に立ち、よろこばれる商品提案をするために

    加藤産業株式会社 / 営業サポート
    専修大学 法学部法律学科 卒業
    長浦 仁美さん

  • 患者さんが失った身体能力を取り戻す過程に立ち会い、伴走する

    立川相互病院 / 理学療法士
    東京都立大学 健康福祉学部 理学療法学科 卒業
    山田 眞美さん

  • 国際感覚と語学力を生かし、お客さまの空の旅をサポート

    全日本空輸株式会社 / CA(客室乗務員)
    京都産業大学 外国語学部 卒業
    池田 桜子さん