自分の時間を使って社会に貢献し、誰かを幸せに出来る仕事がしたい
掲載号:2022年春夏Vol.18[東京版]

- オリンパス マーケティング株式会社 / 医療製品マーケティング・営業部門
- 法政大学 人間環境学部 人間環境学科 卒業
- 谷口 幸広さん
- 勤務先ホームページ:https://www.olympus.co.jp/
- 自分は何が好きで、何を大切にしたいかを考える
- 将来どういう仕事をしたいのかイメージ出来ないままでしたが、高校2年生の時に修学旅行で沖縄の大自然に触れたことが進学先に大きな影響を与えました。沖縄では温暖化の問題や、自然を守る取り組みに対しての意識が強く、現地の環境問題について話を聞く機会もありました。元々海や山など自然が好きなこともあり、「環境」というキーワードを元に進学先を調べ、その分野において幅広く学べる法政大学の人間環境学部を選びました。
- 今後の人生について真剣に話せる仲間との出会い
- 大学2年生の時に学部内でも厳しいことで有名なゼミに入りました。将来について共に真剣に考える仲間をつくれるのでは、と思ったからです。ゼミ内では三冠と呼ばれる「英検準一級」「公害防止管理者」「懸賞論文の入賞」を目指す目標があり、中でも私が大変だと感じたことはサブゼミでの英語の勉強でした。上級生から下級生までが集まり、英字新聞の読み合わせをしたり、海外のニュースをシャドーイングしたりと互いに刺激しあえる場所がありました。環境問題についてはもちろん、英語の重要性について知り、そこで学んだことは、現職に活かせる大きな財産になったと今は感じています。
- 健康で普通の生活が送れるよう人々をサポート出来る仕事がしたい
- 家族が病気になった時に、健康で普通の生活を送ることが一番幸せなのではないかと考えるようになりました。そこから医療従事者の方に貢献出来るような医療機器メーカーに絞って就活をしていました。オリンパスはその中でも、価値観や社風がとても自分に合っていると感じ入社しました。現在、私は国内の耳鼻咽喉科向け内視鏡製品のマーケティングを担当しており、製品の販売促進企画などを行っています。内視鏡とは細長い管状の医療機器で、医師が体の内部をみたり治療したりする際に使用します。医療機器の中には海外製のものもあり、大学時代に学んだ語学力が活かせています。また、私たちが提案した製品が、病気の診断や治療などで役に立っているというお声を医師の方からいただけると、社会に貢献している、と感じ嬉しくなります。
- 語学を勉強しておくととても役に立ちます
- 私の行っている業務において、特別な資格は必要ありません。しかし今後もグローバル化がどんどん進みますので、語学力があると、仕事の幅も視野も広がると思います。学生時代に努力をすることは大事なことです。
- 様々な経験がいずれやりたい仕事に繋がる
- 私のように健康で普通の生活を送ることに価値を見出している人や、医療に興味がある人はやりがいを感じられる仕事だと思います。医療に携わる仕事は責任も大きいので、真摯に向き合うことが大切です。患者さんを救いたいという熱い思いを持っている方々のお話を真剣に聞き、誠実に対応することは、特別な能力ではなく、誰もが持っているものだと思います。学生生活での経験が、本当にやりたい仕事へ導いてくれると信じて、目の前にあることに一生懸命になって下さい。